実は、重曹を使ったうがいやハミガキは、ホワイトニング効果に加えて、虫歯や歯周の病予防にも役立てることができる優れものなのです。
ただし、塩分過多や磨きすぎなどの注意点もあるため、用法を守りつつ、適量で行うことが重要です。
今回は重曹を使ったホワイトニングのやり方や守るべき注意点を紹介します。
目次
重曹とは?
重曹の正式名称は炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)で、見た目は白い粉です。
重曹は消化剤やケーキ、クッキーを作る時のベーキングパウダー、掃除の際の洗剤や研磨剤など、様々な用途で使われます。
ph8.2程度の弱アルカリ性であり、油汚れや焦げ付きなどの酸性の汚れに対して中和することにより汚れを落とす効果があります。
重曹でホワイトニングとは
重曹には強い研磨力があるため、歯を白くしてくれる効果があります。
また、虫歯菌は口の中を酸性にして歯を溶かしますが、重曹はアルカリ性であり、重曹うがいや重曹ハミガキにより中和して虫歯を予防する効果があります。
さらに、口の中を中和することにより歯周病の原因となる細菌がつきにくくなります。
このようにホワイトニングに加えて、むし歯の予防や歯周病予防など多くの効果が見込まれます。
重曹でホワイトニングを行うには、重曹うがいと重曹ハミガキの2つの方法があります。
それぞれやり方を説明します。
正しい重曹うがいのやり方
- いつものように歯磨きをして、口内の歯垢や食べかす等の汚れを落とします
- コップ一杯(200ml程度)の水に対して、小さじ半分(1g程度)の重曹(食用)を入れてよく溶かします
- 約30秒ほど口をクチュクチュうがいし、吐き出します
正しい重曹歯磨きのやり方
- 小さじ一杯(2、3g程度)の重曹に少量の水を加えます
- いつも使っている歯磨き粉くらいの粘り気になるまで混ぜます
- 混ぜ終わった重曹を指に少しつけて、歯表面に馴染ませます
- 毛先の柔らかい歯ブラシで、優しく丁寧に力を入れずに磨きます
- クチュクチュと口内の重曹が残らないように複数回、水でゆすぎます
重曹でホワイトニングの効果は?
重曹うがいや重曹歯磨きは、重曹の研磨剤効果により、茶渋やヤニなどの歯の表面の汚れを落としています。
ただし、重曹で期待できるのは歯の汚れを落としてくれることで歯を白くする効果のみであり、歯本来の白さに戻すことや天然の歯の白さにすることはできません。
歯のクリーニングを通じて以前よりも歯を白くしているに過ぎません。
普通の歯磨き粉より、研磨効果が高いというだけです。
どちらかというと、歯を白くする効果より、虫歯や歯周病を予防する効果の方が高いので、ホワイトニング効果に期待しすぎない方がよいでしょう。
重曹ハミガキの口コミ
重曹ハミガキの口コミを集めてみました。
参考にしてみてください。
虫歯のかぶせもの(歯を覆い尽くすヤツ)が取れて1年半。涼しくなったら歯医者行くべ~~と合わせ鏡で見たら・・・どこ虫歯?再石灰化してない?ちょ・・・w 痛くも無いし、行く意味が消滅したぞ。写真撮っておけばよかったなあ。重曹ハミガキしてただけだよん。
— 家出びびあん婆@クルクルパー (@vivian5163) August 24, 2015
重曹ハミガキ粉がなかなか良い✨白くなったしツルツルになる✨✨✨オススメ!
— CHiKA (@CHiKAAAB) July 28, 2015
重曹ハミガキ。
耐え難くマズイ…
— yuriavich (@19740426Yuria) September 13, 2014
重曹のデメリット・注意点は?
重曹うがいや重曹ハミガキはホワイトニング効果、虫歯や歯周病の予防効果がありますが、デメリットがあります。
重曹うがいはまだしも、重曹ハミガキを毎日やるのは危険ですので、週2、3回に抑えましょう。
デメリット1:歯を傷つける
重曹で歯磨きをする場合、研磨効果が強すぎるので、使いすぎると歯のエナメル質を傷つけます。
エナメル質を傷つけてしまうと歯の内部にある象牙質の色が見えやすくなり、逆に歯が黄ばんで見えてしまう恐れがあります。
強く磨いたり、頻繁に磨いたりするのは止めましょう。週2、3回程度で優しく磨くのがポイントです。
デメリット2:塩分過多となる
重曹は食塩よりも塩分が強いため、塩分過多となり、腎臓や心臓に負担をかける恐れがあります。体のむくみが出る場合もあります。
歯磨き後は水で口の中を何度もゆすいで、重曹が口の中に残らないようにしましょう。
高血圧や心臓病、腎臓疾患など、塩分に注意が必要な人は控えてくださいね。
まとめ
虫歯や歯周病の予防に加えて、ホワイトニング効果も少し期待できるため、重曹がご家庭にあるようなら試しに使ってみるのも良いでしょう。
重曹は1kgあたり500円程度で購入できるため、安価にハミガキやホワイトニングが出来るという利点があります。
いつも使っている歯磨き粉の代わりに、時には重曹を使ってうがいやハミガキをしてみてはいかがでしょうか?
くれぐれもやり過ぎには気を付けて下さいね。